◎メキシコ
▽メキシコ
最終予選は5位から巻き返し、3大会連続のW杯に滑り込んだ。前半は1勝1分け3敗と低迷し、コンフェデレーションズカップも3連敗。予選中にメサ前監督が辞任。後任のアギーレ監督が若手とベテランを巧みに融合させてチームに勢いを取り戻し、後半は4勝1分けで復活した。
南米選手権も見事に準優勝。新監督就任後に代表復帰した98年W杯フランス大会主将のMFガルシアアスペは攻守のバランスを整え、チームの精神的支柱としてプレーする。
背番号10の点取り屋ブランコも故障から復帰を果たし、終盤の4試合で5得点と決定力が光る。ブランコは、前回フランス大会でボールを両足ではさんで相手をかわそうとした曲芸的なフェイントでも有名だ。
最終戦で2トップを組んだパレンシアや長身FWデニグリスら攻撃陣はそろう。守備も鉄人DFスアレスが健在で、アギーレ体制の5試合ではわずか1失点と落ち着いてきた。
人気GKのカンポスやFWエルナンデスら主力は30歳を超え、世代交代は遅れている。だがほとんどの選手が国内でプレーし、結束力は強い。
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