◎南アフリカ

▽南アフリカ
 初出場した前回大会は、現日本代表のトルシエ監督が南アフリカを率い1次リーグで2分け1敗。惜しくも決勝トーナメント進出は逃したが、健闘ぶりが話題となった。今回はJリーグの元名古屋監督のケイロス監督が指揮をとる。
 アパルトヘイト(人種隔離)政策によって、20年以上も国際舞台から締め出されていたが、92年に国際サッカー連盟(FIFA)に復帰後、96年アフリカ選手権で優勝するなど存在感をアピールしている。
 チームの愛称はバファナ・バファナ。ズールー語で「少年たち」の意味。主力は欧州を拠点に活躍する選手がほとんどで、代表試合で主力選手の招集が難しいことが泣きどころだ。アフリカ最終予選E組を無敗で通過したが、最後までベストメンバーは組めず、試合ごとの選手の入れ替えが目立った。
 キーマンは、若手成長株のMFズマ。強烈なシュートが持ち味で、FWもこなす。点取り屋のB・マッカーシー、バートレットを2トップにした3―5―2の攻撃的な布陣を敷く。ベストメンバーで臨むW杯では、今まで以上の実力を発揮しそうだ。

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