07/29 14:44
サッカーのブラジル代表FWリバウドの、イタリアの強豪ACミランへの移籍が決まった。
ワールドカップ(W杯)で優勝の立役者となった30歳は、1998-99年シーズンのリーグ優勝以来、タイトルから遠ざかっているクラブの復活への原動力と期待される。
リバウドは5シーズン在籍したバルセロナ(スペイン)との契約を打ち切られた。
すかさず獲得へ動いたのはミラン。
イタリアの首相でもあるベルルスコーニ会長が、政治へ関心を向けたこともあり、ミランはここ3年、優勝とは無縁。
ポルトガル代表のルイコスタ、イタリア代表のF・インザギを補強した昨季も、欧州チャンピオンズリーグの最後の出場権を得る4位確保がやっとだった。
リバウドは、現役の間にイタリアで一度はプレーしてみたい、と常々望んでいた。
97年のデポルティボ・ラコルニャ移籍から、欧州でのキャリアはスペインだけ。
ロイター電によると、ミラン移籍を熱望していたリバウドは「わたしを世界王者と認めてくれたクラブ」と大歓迎する。
ブラジルのW杯優勝の両輪となったロナウド(インテル・ミラノ)と相まみえる「ミラノ・ダービー」にも「すごく楽しみだね。
最初の対戦はイタリアの大きな関心事の一つになる」と期待を膨らませている。
ミランは、リバウドのほか、デンマーク代表FWトマソン、オランダ代表MFセードルフを獲得。
積極的な補強で4シーズンぶりのリーグ優勝を狙う。
リバウドは8月1日からチームに合流する予定だ。
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