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【リオデジャネイロ28日共同】サッカーの日本代表監督に就任した元ブラジル代表のジーコ氏(49)の半生を描いたドキュメンタリー映画が完成し、28日、当地で試写会が行われた。
8月末にもブラジル、日本、イタリアでビデオを発売する予定。
映画は、リオのサッカー好きの家族の中で育ち、名門クラブのフラメンゴの選手養成所に入り、ブラジルを代表するストライカーとして成長していく姿を、得点シーンの記録映像、当時の写真、家族や友人らの証言に、俳優によるミニドラマを交えた86分の作品。
試写会で会見した同氏は「体格で劣っても筋力トレーニングで補ったり、左ひざの大けがを克服したりして、勝者となったわたしの人生経験が多くの人の励みになるのでは」と語った。
日本でもJリーグの鹿島とビデオの発売の準備をしており、同氏は「わたしの若いころの選手時代を、日本のファンにも知ってもらえれば」と話している。
国営のブラジル銀行などがスポンサーとなり、監督は地元のエリゼウ・エバウジ氏が務め、ジーコ氏の二男でサンバ歌手のブルノ氏(24)も制作に参加し、ことし初めから取材や編集を進めていた。

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