日本
ベルギー
一度は逆転した日本はW杯初勝利まであと一歩に迫りながら、2-2でベルギーと引き分けた。 試合は後半に大きく動いた。12分、相手FKをきっかけに先制点を許す。その2分後だった。日本は小野が自陣左から中央方向へ浮き球のパス。弾んだボールを追った鈴木はうまく身体を使って相手DFを追い越し、滑り込みながら足を伸ばしてけり込んだ。 22分に稲本が一度は勝ち越す。中盤でプレッシャーをかけボールをカット。拾った柳沢からパスを受けると、巧みなステップでペナルティーエリアに切れ込みフリーの状態に。左足できれいに振り抜いた。 しかし30分、再びFKから失点した。 日本の攻撃はベルギーの頑強な守りに苦しんだ。鈴木の強さや稲本の個人技で何とか得点を生み出した格好だった。 守備面の課題が大きい。2失点はいずれも同じような形。相手FKを跳ね返した後の対応に失敗した。前半からセットプレーの守り方は自信なさげで不安定だった。守りの要、森岡が後半途中で退場したことも今後に不安を残す。
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