カメルーンサウジアラビア

地力に勝るアフリカ王者のカメルーンが後半に流れを引き寄せ、粘るサウジアラビアを1-0で振り切った。2連敗のサウジアラビアは1次リーグ敗退が決まった。 前半は連係に精彩を欠いていたカメルーンだったが、後半開始から左MFにオレンベを投入。ベストメンバーとなってリズムが出た。21分、右サイドのハーフライン付近から、FW陣の飛び出しを見計らっていたジェレミがタイミングよくロングボールを入れた。相手DFの背後から勢いよく出たエトーがこのボールを受け、最後はGKとの1対1を冷静に決めた。4大会連続出場のカメルーンの勝利は90年以来、9試合ぶり。 初戦のドイツ戦で屈辱的な0-8の大敗を喫したサウジアラビアは、中盤に厚みを持たせて細かいパスからの攻撃で善戦したが、最終局面での正確性を欠いたのが痛かった。

戻る