南アフリカスロベニア

個人の能力で勝る南アフリカが、チームとしてのまとまりを欠いたスロベニアを簡単に退けた。 前半4分、ペナルティーエリア左角の外からフォーチュンがFK。南アフリカはGKの前で2人がジャンプ。前の1人を通り越したボールは後ろにいたノンベテの足に当たってゴール。スロベニアGKシメウノビッチは黒人選手特有の跳躍力にほんろうされた。 フィジカルでも勝る南アフリカは余裕を感じさせる守備で相手ボールを奪い攻撃につなげた。得点が1にとどまったのは個々の能力を組織として十分生かしていないからだろう。 スロベニアは、ザホビッチの帰国、暑さ、後半早々のカタネツ監督の退場など心身両面でコンディションがよくなかった。後半20分すぎに右サイドを使った攻撃で2度惜しい場面を作ったが、1度も流れをつかめなかった。

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