04/11 15:22

ポーランド代表FWオリサデベ(23)は、同国の16年ぶりのワールドカップ(W杯)出場の「救世主」となった。
本番でも古豪復活のカギを握る。
ナイジェリア南部のウォーリ出身。
2000年7月にポーランド国籍を取得した。
時まさに欧州予選の直前。
ゴール前での得点能力の高さに、「世界で優れた10人の選手の一人」とほれ込んだエンゲル監督が代表入りを熱望した。
1970年代後半から80年代の名選手、ボニエク協会副会長らが即座に動き、異例の早さでの取得となった。
オリサデベは期待に応え9月2日の初戦、敵地でのウクライナ戦で2ゴールの活躍。
予選でチーム最多の8得点を挙げ、5組1位に大きく貢献した。
手堅い守りからの逆襲に持ち味を発揮するチームにとって、必要不可欠な存在だ。
期待を一身に背負うオリサデベは「W杯ではとにかくチームのために全力を尽くす。
D組はポルトガルが一番強い。
だが、2位争いは3チームに開かれている」と言う。
「アフリカから欧州に来る若者にとって、適応するのは簡単じゃない。
サッカーが、かなり違うからだ。
でも僕は多くのことを学びたいし、そうできると思っている」。
おとなしい外見からは想像できない、旺盛な向上心が、質の高いプレーを支える。
完敗した日本戦(3月27日)の試合後も「W杯を戦うために、あらためて準備の必要なことが分かった」と話した。
日本から何を学んだのか、本番で明らかになる。

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