04/18 16:06

日本の初戦の相手、ベルギーの4バックは体格はいいが、テクニックとスピードがなく、なおかつ安定感もない。
最初の20分間でそれがはっきりした。
スロバキアの20歳になったばかりのFWビテクに、前半の1分と20分、いずれもフリーでGKと1対1の決定的な場面を許した。
ビテクの経験不足からゴールには至らなかったが、守備の不安をさらけ出した。
中盤の4人も連携して好機を作るという作業が見られなかった。
後半投入したFWのM・ムペンザの躍動感ある突進と、2列目の突破を導く力強いキープがなければ、主導権はすっかり相手に渡っていたはずだ。
ワセージュ監督は「相手よりも運動能力で劣った」と語り、「われわれはスピードもダイナミックな動きもない」と弱点を認めた。
過去の代表チームと比べて、かなりレベルが劣っている、と地元記者はおしなべて指摘する。
ベルギー協会のドーグ名誉会長は「このチームには闘志はあるが、偉大な選手はいない」ときっぱり言った。
ベルギーのW杯1次リーグ突破は難しいのでは、と感じさせるような試合だった。
(ブリュッセル共同)
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