04/23 14:11
米国でのサッカーへの無関心ぶりは1994年の米国開催のワールドカップ(W杯)直前の世論調査で、開催国を知らない米国人が7割弱だったことが如実に示している。
こうした状況は今も変わらず、今回、ニューヨークとロサンゼルスで30人に聞いたところ、日韓共催のW杯サッカーを知っていたのは10人にとどまったほか「そもそもサッカーに興味がない」との回答が25人に上った。
無関心の理由としては「好きな選手がいない」「単調で退屈」「ボールを追うのが疲れる」など、サッカーそのものにあまり魅力を感じていないから、という答えが大半だった。
日韓共催については、韓国系米国人の学生(28)が「妥協の産物であり(W杯共催は)最初で最後だろうが、国際スポーツの新たな潮流になるかもしれない」と意義を強調した。
しかし、多くは否定的で「歴史的に関係のよくない国による共催は、ばかげている」(29歳、白人)「移動する選手や観客に負担がかかる」(43歳、ヒスパニック)などと指摘。
「日本は国土が狭いから共催で助かるのでは」(21歳、インド系)「米国とロシアがアイスホッケーの大会を共催するようなもので理解できない」(26歳、白人)といった意見もあった。
(ニューヨーク共同)
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