05/02 16:07
▽ウルグアイ南米予選、プレーオフを合わせた20試合で14失点。
1試合平均で失点が1点以下という堅い守備がウルグアイの看板だ。
システムは3-5-2。
3バックの真ん中を務めるモンテロが2月末にひざを痛めて戦列を離れた。
しかし、4月17日のイタリアとの親善試合には復帰。
不在の試合では失点が多かっただけに、チームの精神的支柱でもある30歳のDFの存在感は大きい。
モンテロと同じユベントス(イタリア)に所属するGKカリーニは22歳ながら国際経験豊富。
DF、GKは不動のメンバーで、これに加えて2人の守備的MFが豊富な運動量で支える。
堅守の一方で、得点力は予選20試合で2得点以上が5試合だけと物足りない。
攻撃はトップ下に入るレコバに頼る部分が大きい。
ドリブルや意外性のあるパスに加え、強烈な左足のFKでもゴールを狙える。
FWは、予選ではダリオ・シルバとマガジャネスが中心だったが、今年に入って新戦力が結果を残し、競争が激化している。
中でも2月の韓国戦で2得点、4月17日のイタリア戦でも得点したアブレウは、楽しみな存在だ。
▽デンマークデンマークはほとんどの選手がイングランド、ドイツなど国外のチームに所属し、高い能力を誇る。
伝統的に攻撃的サッカーを得意とし、今回のチームにもそれは受け継がれている。
前回大会でも活躍したFWサンドは、大会後、がんに冒されたがすぐに回復。
昨季はブンデスリーガ得点王に輝くなど、円熟の時期を迎えた。
自ら得点を狙うだけでなく、体の強さと跳躍力を生かしたポストプレーも定評がある。
サンドより後ろに位置するのは、フェイエノールト(オランダ)からACミラン(イタリア)への移籍が決まったトマソン。
決定力があり、サンドとのコンビで得点を量産しそうだ。
不安材料は両サイドのDF。
ACミラン所属のヘルベクは2月に足首を負傷。
その後も回復に手間取り、ことし行われた国際親善試合には1度も出場していない。
右サイドで確実な働きが計算できるだけに、出場の可否が結果を大きく左右しそうだ。
また、左サイドバックのハインツェは代表Aマッチ80試合以上の出場を誇る経験豊富な選手だが、38歳だけに、スタミナが心配される。
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