05/16 19:04
サッカーのワールドカップ(W杯)に初出場するセネガルをアピールしようと、在日大使館主催の物産、アート展「セネガル村」が16日、代表チームの来日に合わせてキャンプ地の静岡県藤枝市の市民体育館で開幕、大勢の市民が詰め掛けた。
各地のキャンプ地では、受け入れ側の自治体などによるイベントが盛んだが、出場国自らが主導する催しは珍しく、世界的に注目を集めるW杯を機に「セネガルを身近に感じて」と文化交流に意気込んでいる。
同日夕の開村式では、ガブリエル・アレクサンドル・サア駐日大使が「私たちの長い友情の第一歩」とあいさつ。
松野輝洋藤枝市長も「今まで知らなかったセネガルの文化を肌で感じたい」と歓迎した。
さっそく在日セネガル人らのバンドが太鼓と歌を披露。
強烈なビートで体育館を振るわせ、セネガル料理の試食会では、「スパイスが効いておいしい」と市民らから好評を博していた。
セネガル村は、25日までの予定で、独特の木彫りの像や絵画などが展示され、写真やパネルでセネガルの文化や生活を紹介。
通訳や案内係として在日セネガル人のボランティアが参加。
ダンスや太鼓なども体験できる。
また国立舞踊団によるダンスの公演や音楽家による歌、伝統楽器のコンサートなどのイベントも行われる。
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