05/19 19:27
移動による疲労がまだあるのか、やや動きは鈍い。
コンディション調整を目的に流しただけの親善試合。
だが、アフリカチーム特有の組織力の欠如を感じさせないところが新鮮だった。
オーソドックスな4-4-2システムを意識し、全員が整然とプレーした。
とりわけ、守備が印象的だった。
コリー、ダフのレギュラー格DFが先発出場し、きっちりとラインは整えられていた。
1対1の局面での強さも兼ね備える。
攻め込まれたが、最後は正確なタックルで柏の選手をたじたじにさせた。
攻撃陣の先発組はほとんどが控え選手だった。
スピードがなく、あまりチャンスをつくれずにいたが、後半20分すぎに、アフリカ年間最優秀選手のディウフがFWに入ると変わった。
かなり下がっての献身的な守りで自らボールを奪い、持ち上がってサイドに展開、また自らがシュートを放つ。
彼だけは別格の存在で、自由自在に動くことを許されているのだろう。
メツ監督はこの試合のスケジュールを来日後に知ったという。
「きょうは単なる練習。
チームの仕上がりをチェックしたわけではない」とコメントした。
そうはいっても、一般的なアフリカチームとは異なるスタイルを、存分にアピールした。
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