05/20 17:51
サッカーのワールドカップ(W杯)で、地球の裏側から来日したアルゼンチン代表チームがキャンプ中のJヴィレッジ(福島県楢葉・広野両町)が連日、季節外れの冷たい雨に見舞われている。
選手らは時差調整に加え、予想外の寒さに閉口している。
練習が初めて報道陣に公開された18日。
練習後、「時差ボケはとれたか」とコンディションを尋ねた報道陣に、ポチェッティノ選手は「なんとか大丈夫。
それより毎日寒いよ。
明日こそは晴れてほしい」と肩をすぼめてみせた。
キャンプ入りの16日以降、青空が広がったのは19日のみ。
Jヴィレッジの外で選手が現れるのをひたすら待つファンも、傘やレインコート姿で震える姿が目立つ。
福島地方気象台によると、同県東部の最高気温は16日以来、19日を除いて5・7-3・3度も平均気温を下回り続けている。
選手や役員のほとんどが夏物の服しか持って来なかったといい、チームに同行するアルゼンチンサッカー協会の広報担当ベントゥラ氏は「地元の人はみんな『すぐに暖かくなりますよ』と言うが、本当にそうだといいんだけど…」と困惑気味だ。
同気象台によると、天候の回復は早くても22日以降となる見込み。
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