05/21 21:46
コスタリカの頼れるFWが、約4カ月ぶりに戻ってきた。
後半開始から登場したワンチョペは、一つひとつの動きを確かめるようにピッチを走り回った。
だがチームの調整遅れもあって、スタンドを沸かすプレーはなかった。
「見ての通りだ。
決して良くはない」と、コスタリカの記者団に語った。
まだ本調子には遠い。
それでもエースの復帰は、何よりの好材料である。
190センチの長身に似合わない器用な足技、そして強烈なヘディングを武器に、W杯の北中米カリブ海予選では7得点。
イングランド仕込みのプレーは、最終予選1位突破の原動力となった。
しかし、右ひざの故障で2月以降、代表からは遠ざかった。
一時はW杯出場も危ぶまれた。
ギマラエス監督は「順調にリハビリをこなしている。
24日の水戸戦にも45分間は出場させる」と明言。
課題の得点力不足を解消する切り札だけに、指揮官の期待も大きい。
1990年イタリア大会で果たした決勝トーナメント進出の再現を狙うコスタリカ。
本番までの短い時間で、この男がどこまで復調できるか。
チームの浮沈は、そこにかかっている。
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