05/22 22:11

20日に来日したばかりだけに、ナイジェリアの動きはまだ全体的に重かった。
結果も2-2の引き分け。
それでも随所に披露された「スーパーイーグルス」の抜群の身体能力、テクニックを1万5000人の観客は十分に堪能できた。
司令塔オコチャを欠き、カヌが中盤に下がった。
本来とは違う布陣で、2人の若手がいきいきと動いた。
まずは右サイドのMFイケディア(アヤックス)。
長身ぞろいの中で逆に目立つ166センチの21歳は、一度ボールを持って走りだすとなかなか止まらない。
前半37分の同点は、この男のスピード豊かなドリブル突破から生まれた。
後半終了間際にはDF3人に囲まれながらも、細かく左右にステップを切って振り切るなど、抜群の技術も見せて観衆を魅了した。
2得点はいずれもオグベチェ(パリ・サンジェルマン)が挙げた。
カヌ、アガホワら役者がそろうFW陣で、17歳が存在感をアピールした。
オニグビンデ監督は「移動で調整が難しい中でいい試合をした。
収穫も多かった」とにやり。
アルゼンチン、イングランドと同じ「死のF組」に入った。
アフリカ予選で苦しむなどで、決勝トーナメント進出は難しいかと予想されているが、それを乗り越えるための「秘密兵器」は豊富にある。

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