05/23 23:04
サッカーのワールドカップ(W杯)カメルーン代表チームの特別機は23日午後6時すぎ(現地時間午後4時すぎ)、タイのバンコク国際空港を離陸し、福岡空港へ向かった。
福岡到着は午後11時半ごろの見通しで、キャンプ地の大分県中津江村入りは早くても24日未明になる。
チームは当初、19日に中津江村入りする予定だった。
大会出場の報奨金をめぐるトラブルの影響で、日本時間の22日午前に遠征先のパリを出発した。
エチオピアのアディスアベバ、インドのムンバイなどを経由し約40時間でようやく日本に到着。
最後の寄港地バンコクでは、通過するカンボジア、ベトナム、フィリピンの上空飛行許可を取る手続きのため約7時間足止めされた。
到着が未明の時間帯になったため、予定していた式典は中止となり、花束を渡したり、あいさつを交わしたりする程度の簡単なものに。
役場の職員は「遅くなったけど恨みはない。
短い期間でも村に来てくれるだけで本当にうれしい」と話した。
到着を間近に控え、村民には村内放送で「バンコクを出発しました」などと途中経過が知らされた。
夜には小中学生約40人が中津江小学校の体育館で、歓迎の踊りを練習。
保護者の1人は「いつになるか分からないけど、滞在中にチャンスを見つけて披露したい」と張り切っていた。
「今日なら会えると思って仕事を休んできた」という福岡県の男性ら熱心なカメルーンファンの姿も見られた。
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