05/24 15:54
ワールドカップ(W杯)本番へ向けアルゼンチン代表チームがキャンプ中のJヴィレッジ(福島県楢葉・広野両町)で、サッカー場の芝が、選手や監督から「こんなにすばらしい芝は世界でも見たことがない」と高い評価を得ている。
アルゼンチンが1次リーグで試合をする札幌、宮城、カシマの各スタジアムの芝に近い状態を作って選手に感触を確かめてもらう方針といい、同国のサッカー担当記者らも「そこまでできるのか」と目を丸くしている。
Jヴィレッジは5月中旬から雨の日が多いが、GKブルゴス選手は「土砂降りが続いた後でも全く水たまりができないのには驚いた」と絶賛した。
芝管理の責任者、松本栄一マネジャーによると、一番感心しているのがビエルサ監督。
Jヴィレッジには11の天然芝サッカー場があるが「いつ、どのコートで練習しても完ぺきなコンディション。
どうやったらここまで管理できるのか」と熱心に質問するという。
Jヴィレッジは3月からアルゼンチンのキャンプに向け芝の手入れを開始。
松本さんは現在も暇さえあれば広大な敷地を歩き回って状態を確認している。
Jヴィレッジでは2、3日あれば思い通りのスタジアムの芝が再現可能という。
各スタジアムから芝の状態について情報を集めながら、アルゼンチンが初戦を迎える1週間ほど前から徐々に短めに刈り込むなどして各地の状態に近づけ、選手の調整に役立てる予定だ。
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