05/26 19:01
大型選手ぞろいで堅守が自慢のベルギーにも、日本が付け込むすきはある。
大会前最後の国際試合のコスタリカ戦で、素早い攻撃への対処にもろさを見せた。
キックオフの4分後。
中盤のロペスを4人で取り囲んだが、前線のソリスへ出されるとマークすべきデブックは簡単に振り切られた。
前半18分には、右サイドでワンチョペの個人技にバンビュイテンがついていけない。
いずれも相手のミスに救われたが、失点につながりかねない場面だった。
ワセージュ監督が“言い訳"のひとつに挙げたのは暑さ。
午後2時4分キックオフの試合は気温が30度に達した。
主将のウィルモッツも「前半は非常にきつかった」と振り返った。
暑さを差し引いても、どこかで後手を踏み素早く展開されると、ディフェンスの穴が容易にできる。
日本の狙いは、前線から圧力をかけてボールを奪いに行く守備からの切り返し。
その点が機能すれば、大きなチャンスが生まれそうだ。
一方で、ホールの得点はピンチが続いたすぐ後。
セットプレーをしぶとくつないだ得点は、逆境の後に訪れる喜びを知っているかのようだ。
守備にすきを見せながらも、6大会連続出場国のしたたかさも感じさせた。
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