05/26 15:16
フィーゴ、ルイコスタといった中心選手が抜けると、大幅に戦力ダウンしてしまう。
ここ数年、ポルトガルの懸案は選手層の薄さだった。
だが、攻撃面に関して不安は解消しつつある。
25日にマカオであった中国との親善試合では、キャップ数でフィーゴの半分にも満たない選手が光った。
数をそろえた中国の守備をものともせず、ヌノゴメスとパウレタがゴールを挙げ、カプショは司令塔のルイコスタとの絶妙なコンビネーションを披露。
バルボザは左サイドで先発し、攻守にバランスのいいプレーをした。
オリベイラ監督は「われわれが目指してきた、ある段階に達した」と、仕上がりに自信を示した。
1980年代から90年代にユースで活躍し「ゴールデンジェネレーション」といわれる年代が、現在29歳のフィーゴ、30歳のルイコスタだ。
だが、代表ではW杯の出場権を逸し続け、ようやくつかんだチャンス。
そこで結果を出すために、彼らを引き立て、時には代わりさえ務められる選手の台頭が望まれていた。
両MFによるパス交換は芸術的で、世界一華麗な中盤といわれる。
それをサポートする選手の成長に、期待は膨らむ。
ルイコスタは中国戦後、「きょうはスムーズな攻めが可能だった」と、手ごたえを口にした。
(マカオ共同)
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