05/26 19:21

キャンプ地入りが大幅に遅れ、日本中をやきもきさせたカメルーンだったが、ピッチの上では存分に暴れ回った。
強豪イングランドを相手に、終盤まで2-1とリード。
ロスタイムに追いつかれたものの、シェファー監督は「十分な練習ができず、心配していたが、チームとしていいプレーができた」と満足げだった。
先発メンバーにはアフリカ選手権2連覇、シドニー五輪優勝のメンバーがほとんど顔をそろえた。
監督の指示だったロングボールでのサイドチェンジで相手守備陣を切り崩す作戦が、当たった。
前半5分、エムボマからの長いクロスが左へ。
ウォメが鋭く反応してDFをかわし、放ったシュートはポストに当たったが、これを詰めていたエトーが押し込んだ。
かつてG大阪に所属し「浪速の黒ヒョウ」といわれたエムボマが、オーバーヘッドキックを試みるなど、想像力あふれる個人技も随所に見せた。
1990年大会でアフリカ勢最高の8強に進出したカメルーン。
今回はそれ以上のチームとの呼び声が高い。
「大会前のごたごたは、この国では当たり前。
大会が始まれば一体感が出てくる」とシェファー監督。
エムボマも「ベスト4に入れる力はある」と自信ありげだった。

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