05/29 17:12
兵庫県津名町で合宿中のイングランドは、29日に初めて代表23人全員がチーム練習に参加し、ムードが高まってきた。
前回大会を経験し、27歳ながら守備陣を統率するキャンベルは「ピッチで全員の姿が見られて気持ちが高ぶった。
いよいよ、戦いが始まる」と充実感をみなぎらせた。
左足甲の骨折から回復した主将ベッカムが28日、初めてチーム練習に合流。
29日には、左ひざの故障で出遅れていたダイアーも加わった。
練習場に笑顔があふれ、掛け声が飛び交う。
ランニングやパス回しにも、適度な緊張感が漂った。
ベッカムの存在感は絶大だ。
「いるだけで心強い。
戻ってくれて、一気に前途が開けた」とキャンベル。
チームは最近7試合でわずか1勝しかしていない。
大黒柱の復活に、マクラーレン・コーチも「みんなに刺激を与え、集中力を高めてくれた」と目を細めた。
練習での動きは機敏で力強い。
ボール奪取やドリブルの急な切り返しでも、左足を気にする様子はない。
柔らかいトラップや鋭いパス出しを見る限り、ボール扱いの感覚もすっかり取り戻している。
昨季までマンチェスター・ユナイテッドの助監督も務めていたマクラーレン・コーチは「ベッカムはもともと身体能力が高いし、けがの影響は全く見られない。
チームを一気に引き上げてくれるよ」と初戦(6月2日)の先発出場を保証した。
待ち焦がれた「背番号7」がようやく戻ってくる。
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