05/30 15:17
世界中が待ちに待った大会の幕開けとなるのが、31日のフランス-セネガル。
フランスは1930年第1回大会のメキシコとの開幕戦で、ローランのワールドカップ(W杯)初ゴールなどで4-1と快勝している。
72年ぶり、そして21世紀最初のW杯開幕戦で、連覇を目指す前回覇者がどんなスタートを切るか。
W杯で開幕戦が特別な試合として行われるようになったのは、62年大会から。
それまでは、38、50年大会を除くと、開幕日に各地で一斉に試合があった。
62年大会から開催国が地元ファンの声援を受けて開幕戦に登場するようになり、70年大会では地元メキシコとソ連の試合に約10万7000人の観衆が詰め掛けた。
74年大会からは前回優勝国が開幕戦の栄誉を受けるようになった。
しかし、地元でのプレッシャー、連覇へ向けた慎重な戦いぶりなどから、開幕戦はゴールが少なく、見る人には退屈な試合が多い。
66年大会から4大会連続で0-0の引き分けが続き、その後も1-0の試合が3回。
前回フランス大会ではブラジルが2-1でスコットランドを下し、36年ぶりに開幕戦で2点以上を記録したが、ブラジルの2点目も開幕戦史上初のオウンゴールによるものだった。
4年前より攻撃力が上がったフランスが初出場のセネガル相手に何点奪うか。
それとも90年大会でカメルーンがアルゼンチンを破ったように、セネガルが旧宗主国でもある世界王者に土をつけるか、興味は尽きない。
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