06/01 08:55

若手の台頭で、先発メンバーから外れるとの見方が出ているアルゼンチンの人気FWバティストゥータが、1次リーグ初戦を前に「自分にとっては最後のW杯。
できるプレーをするだけだ」と静かに意欲をかきたてている。
優勝候補アルゼンチンの世界的なストライカー2人によるポジション争いは、開幕後も続く。
ビエルサ監督はキャンプ中の練習試合で、ベストメンバーのセンターFWには常にクレスポを起用。
2日のナイジェリアとの初戦でもクレスポ先発が有力視される。
バティストゥータは「クレスポとはけんかをしている訳じゃない。
僕らは2人一緒にうまくプレーできると思うが、監督は違う考えだ」と、ワントップにこだわるビエルサ戦術に複雑な心境を示す。
さらに「もちろん、控えになどなりたくないが、一番大切なのはチームが優勝に近づくことだ」と話した。
33歳で3度目のW杯。
過去2大会で9ゴールを記録、あと5得点でW杯での最高記録に並ぶ。
「意識している。
そうなったらいいなと思う」と笑顔でこたえながら「コパ(優勝トロフィー)をつかむのが第一」と繰り返した。

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