06/01 08:40
【ナイロビ31日共同】「新しい歴史のページの幕開けだ」--。
サッカーのワールドカップ(W杯)で連覇を狙うフランスに勝利したセネガルは、“大金星"を手にしたことに加え、旧宗主国へのコンプレックスからの解放という二重の意味の喜びに沸いている。
セネガルは現在もフランスからの援助に依存しており、スポーツの主要な試合でもこれまでフランスに勝ったことはほとんどなかった。
試合後、勝利を祝福してワッド大統領が首都ダカールの大通りをパレード。
大統領は「きょうの午後はホリデーにする」と大はしゃぎで、すでに国家的な勝利とセネガル人の間では受け止められている。
在セネガル日本大使館によると、首都ダカールではセネガル代表の勝利を祝う市民で道路はあふれ、中には感極まって泣いている女性の姿もある。
同大使館に勤める地元職員は「旧宗主国のフランスはセネガルにとって今でもとても大きな存在。
コンプレックスがなくなった」。
また、自宅でテレビを見ていた経済コンサルタントのシェイク・ゲイさんは「親、兄ともいえるフランスにセネガルが勝ったのは歴史的な出来事だ」と語った。
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