06/02 18:21
ベルギーのワセージュ監督は冒険をせず、手堅い布陣で日本戦に臨むはずだ。
欧州予選で戦い慣れた4-4-2のシステムでしっかり守って、速攻を狙うスタイルを変えないだろう。
基本は金星を挙げたフランス戦(5月18日)の先発メンバーになる。
負傷していたセンターバックのデブックは練習に復帰し、バンビュイテンとともにDFラインの中心を固める。
右サイドには攻撃力のあるドフランドルではなく、守備がうまい俊足のJ・ペーテルスを配置。
日本が得意な左からの攻撃を止めようとするはずだ。
FW陣は1トップ気味にベルヘイエンを置き、主将のウィルモッツが後方から飛び出す形。
ベルヘイエンは右サイドもできるから、右MFでスピードがあるM・ムペンザと3人で、ポジションチェンジを頻繁に行い、日本の左サイドをかく乱する。
左に張るMFホールも得点力があり、日本のフラット3の弱点である両サイドを狙ってくる。
すばしこいFWソンクは後半からの出場が濃厚。
疲労のたまった日本の守備陣には捕らえるのが難しいかもしれない。
ベルギーは戦術的に柔軟なのも強み。
ワセージュ監督は2日の記者会見で3バックの可能性も示唆した。
日本の2トップに3バックで対処して、「日本のキーマン」として認める中田英をマンマークでつぶすこともあり得る。
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