06/03 06:39
警察官が厳重な警備を敷くソウル市郊外の陸軍士官学校。
校内のサッカーグラウンドは四方が木製の壁に囲まれ、背伸びをしても中の様子はうかがえない。
この秘密の場所が、ポルトガル代表のキャンプ地だ。
甘いマスクの選手たちは、宿舎としている高級ホテルでは、群がる女性たちに笑顔も見せる。
ところが、ひとたび練習場に入ると、もう何をしているのか分からない。
至宝フィーゴの状態も、現時点では謎だ。
日本で“鉄のカーテン"を敷くロシア以上に、徹底した秘密練習を続ける。
1966年大会の3位以来、W杯では予選敗退も多かった古豪が、5日の初戦、米国戦に気合を入れている証拠でもある。
代表76キャップのベテランGKバイアは「こんな環境での練習は初めて。
事前キャンプのマカオでは本当にリラックスしてやっていたから」と、当初は驚いたという。
しかし「すぐに、もう遊びじゃないと気がついた。
これが、W杯なんだってね」。
1次リーグ中の練習には、ほぼ士官学校を使う。
オリベイラ監督は、過去最高の結果を、本気で狙っている。
(ソウル共同)
記事一覧