06/06 06:43
勝ち点3でH組の首位に立ったロシアだが、選手は強豪の「赤い悪魔」ベルギーに引き分けた日本に警戒感を強めている。
決勝トーナメント進出の天王山とみる9日の日本戦に気を引き締めて臨んでくるのは間違いない。
「ナカタ、オノ、イナモト。
日本にはワールドクラスの選手がそろっている」と話すのは、快勝した5日のチュニジア戦で先制ゴールを決めたMFチトフ。
中田と同じイタリア1部リーグでプレーするGKニグマトゥリン(ベローナ)も「日本-ベルギーの引き分けは、どちらも強かったからこその結果」と話し、「日本手ごわし」とみる。
チトフは来日直後のロシア紙とのインタビューで、日本とスウェーデンの親善試合を見て「日本はひ弱との印象を受けた」と語っていたが、ベルギー戦で評価を軌道修正した。
「ロシアは4月のフランス戦を0-0で引き分けるなど、格上には実力を発揮するが、格下に足をすくわれる傾向がある」(ロシア国営ラジオ「マヤーク」のルミャンツェフ・スポーツ評論員)。
ベルギー戦で日本の“格付け"を上げたロシアに気の緩みは許されない。
ルミャンツェフ評論員は「既に勝ち点3でリードしたロシアは、あと1勝すれば1次リーグ突破を決めることができる。
次の日本戦は必勝の構えで臨むことになる」とも指摘する。
チュニジア戦はひざのけがで欠場したが、司令塔MFモストボイが大事な一戦で復帰する可能性も十分にありそうだ。
記事一覧