06/08 21:46

【モスクワ8日共同】サッカーのワールドカップ(W杯)での9日の対日本戦を目前に控え、ロシアでは8日、新聞が一斉に特集記事を組むなど、決勝トーナメント進出のかかった「決戦」に向けムードが盛り上がってきた。
1面トップに日本語とロシア語で「バンザイ、ロシア!」との見出しを掲げたスポーツ紙ソビエツキー・スポルトは「日本戦に勝って決勝トーナメントへ!」とロシアチームを鼓舞。
中田、モストボイの両選手を「ピッチで並び立たぬ両雄」として紹介し、2人の対決が「試合の行方の鍵を握る」と解説した。
スポルト・エクスプレス紙は両チームの選手をポジション別に詳細に比較。
日本チームでは小野、柳沢、鈴木が優れていると分析したものの、総合戦力ではロシアチームに軍配を上げた。
同紙はさらに、ソ連時代を含めロシアがアジア各国の代表チームとの試合で負けたのは、過去25試合のうちサウジアラビアに負けた1回だけだと指摘。
ロシアが優位にあることを強調した。
日本戦当日は、全国ネットのロシア公共テレビが試合を生中継し、ロシア国内でもかなりの好視聴率が期待されている。

記事一覧