06/08 21:26
【ローマ8日共同】サッカーのワールドカップ(W杯)で8日、イタリアがクロアチアに負け、ローマ市民は「なんてこった」と悲鳴を上げた。
市内は白昼、通りからすっかり車が姿を消し、市街には時々、パトカーのサイレンが聞こえるだけ。
ローマ市民は自宅でテレビ観戦した。
中心部のファルネーゼ広場には大型スクリーンが特設され、100人余りが観戦。
30代の男性は「審判のせいでイタリアは負けた。
本当は3-2で勝っていた」と怒った。
イタリアが後半、先制すると、試合中継をラジオで流していたスーパーマーケットの店員たちはたまらず隣の電気店に駆け込み、テレビの前に陣取った。
スーパーは事実上の開店休業状態。
クロアチアが続けて2点入れると、電気店のテレビ前は暗い雰囲気に一変。
主婦のクリスティーナさん(50)は「なんてこと」と悲鳴を上げ「これでイタリアチームは国に帰らなければならないの」と暗い表情。
横にいた医師アントニオさん(43)は「そんなことはない。
次に希望がある。
イタリアのプレーの質はよく、いい試合だった」と慰めた。
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