06/11 09:30
【メキシコ市11日共同】ワールドカップ(W杯)で決勝トーナメント進出をかけて13日、強豪イタリアと戦うメキシコの首都メキシコ市のカトリック教会に、代表チームのユニホームを着たイエズス像(イエス像)の「奇跡の神」がお目見え、市民らは「禁煙」など思い思いの誓いを立て、勝利を祈っている。
1990年のW杯イタリア大会の際、市民の女性が教会の主任司祭の許可を得てユニホームを着せたのが始まり。
以来、4年に1度のW杯開催年に決まって登場し、メキシコの風物詩の一つになった。
「メキシコが最後まで勝ち進んだら好きな酒もやめる」。
市内の食肉店経営ギジェルモ・ゴメスさん(60)は98年の前回フランス大会でも同様に誓ったが、ベスト16にとどまり、禁酒はかなわなかった。
ゴメスさんは「今度は本気だ」と祭壇の前で長い祈りをささげていた。
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