06/11 19:51
優勝候補に挙げられながら7日のイングランド戦に敗れたアルゼンチンが、12日のスウェーデン戦に決勝トーナメント進出を懸ける。
敗れれば、前回王者フランスに次ぐまさかの1次リーグ敗退。
引き分けでも危うい正念場の戦いとなる。
ビエルサ監督はこれまでの2試合では前日に先発メンバーを発表したが、11日の会見では「まだ決まっていない。
12日に決断する」と手の内を隠した。
選手起用に迷いが残っているのかもしれない。
イングランド戦では司令塔ベロンの不振が響いた。
持ち味の自在なパスが厳しいマークに鳴りをひそめ、途中交代。
チーム全体の攻撃力も封じられた。
守備の柱、DFアジャラも左太ももの負傷の回復が遅れ、欠場が確実だ。
攻守ともに不安要素を多い。
しかしビエルサ監督は「イングランド戦でもわれわれのサッカーはできた。
スウェーデンに勝ちさえすれば、すべてが解決する」。
チーム力への信頼は揺らいでいない。
今回が「最後のW杯」との覚悟を決めているFWバティストゥータは「決してこれを最後の試合にはしたくない」と闘志十分。
イングランド戦の終盤で猛反撃の起点となったMFアイマールの先発が有力視され、序盤から積極的にゴールを狙う展開となりそうだ。
一方、スウェーデンのMFアレクサンデションは「プレッシャーはない。
みんなの期待以上のことを成し遂げられると思う。
90分間走り回る」と意欲的。
MFユングベリも「F組を突破できると確信している。
簡単ではないが、可能性は十分にある」と語った。
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