06/11 20:00
【モスクワ11日共同】サッカーのワールドカップ(W杯)日本-ロシア戦が行われた9日に起きたモスクワの騒乱は、ロシア敗北で自然発生したものではなく、一部のグループが計画的に扇動したとの見方が11日までに浮上してきた。
フーリガン(暴力的なファン)化した群衆の中に、頭をそり上げた極右組織のメンバー多数がいたことも判明。
ロシアのカシヤノフ首相やモスクワ市のルシコフ市長は「暴動の組織者」の存在を指摘した。
コムソモリスカヤ・プラウダ紙が掲載したサポーターの証言によると、熱烈なサポーターの中に「エリート」と呼ばれる集団が存在し、前日から「特別な準備」をしていた。
このサポーターは「マッチで車を燃やしたわけではない」と述べ、「エリート」が事前に燃料などを準備していたことを示唆した。
またイズベスチヤ紙は、40-50人の若者の一団が、1人の指導者の命令で組織的に行動していたとの目撃証言を掲載した。
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