06/15 18:33
スペインの「無敵艦隊」が脚光を浴びている。
フランス、アルゼンチン、ポルトガルの強豪が姿を消した波乱の1次リーグでB組3戦3勝の強さを発揮。
好調スペインに1994年大会のベスト8を上回る上位進出が期待される。
16日の決勝トーナメント1回戦、アイルランド戦を前に15日、韓国の水原で調整した。
カマチョ監督が「スペイン史上最強のチーム」と自賛するほど、攻守にバランスがとれている。
1次リーグの得点9、失点4の戦績は、王国ブラジルにもひけは取らない攻撃力を示す。
中盤から短くパスをつなぎ、サイド攻撃も絡める巧みな攻めが、ラウルを中心に機能している。
好調の一因をスペインのサッカー雑誌「ドンバロン」の元編集長ペドロ・マルチネスさんは「クラブレベルでみれば、スペインはいまや世界でトップクラス。
その精鋭を集めた代表なのだから、決勝トーナメント進出は当然の結果」と指摘した。
激戦の欧州チャンピオンズリーグをみても、スペイン勢はこの4年でラウルのいるレアル・マドリードが2度優勝、バレンシアは準優勝2度、バルセロナやデポルティボ・ラコルニャも上位争いに加わる。
代表の主力はこの4クラブが占めている。
フランスのジダン(Rマドリード)、ブラジルのリバウド(バルセロナ)ら外国人スターの力も大きいが、スペイン全体のレベルも上がった。
カマチョ監督は「アイルランドとは互角の戦い。
体力的には向こうが上だろうが、中盤でボールを支配できる展開になれば、勝つチャンスは膨らむ」との自信を示した。
(仁川、共同)
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