06/16 14:41
【イスタンブール16日共同】サッカーのワールドカップ(W杯)で18日行われる日本-トルコ戦を、イスタンブール在住のトルコ人ホテルマン、エルジャン・ユルマズさん(30)と、旅行会社に勤務する里美さん(31)夫婦は複雑な思いで迎える。
米中枢同時テロの後「イスラム教国」というイメージが原因で観光客が激減したトルコ。
同国の観光を支える立場の2人は「サッカーを通じて『トルコは危険な国ではない』と分かってもらいたい」との願いでは同じだが、応援では“両国対決"となるからだ。
里美さんは埼玉県杉戸町出身。
添乗員としてトルコを頻繁に訪れていた際にエルジャンさんと知り合い8年前に結婚した。
「サッカーが日本よりずっと盛ん」で驚いたという里美さんはトルコを応援するつもりでいたが「公園で遊んでいる子供たちに『トルコは日本に勝つ』と言われたのが悔しくて、やっぱり日本だ」という気に。
対する夫のエルジャンさんは「トルコのプレーヤーはみんな知っている」と、トルコを応援。
トルコ名の「フィルゼ」と日本名の「エミ」の2つの名を持つ娘(5つ)も「夫の影響で」トルコびいきだという。
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