06/17 16:09

韓国を悲願のW杯1次リーグ突破に導き、国民的英雄になった代表のフース・ヒディンク監督(55)の今後が、大きな関心を集めている。
イタリア戦で勝ってベスト8に入れば、去就はさらに注目されそうだ。
昨年1月に就任した同監督の契約はW杯終了まで。
短期間で見事な結果を残した手腕や選手の掌握能力への評価はうなぎ上りだ。
韓国サッカー協会の鄭夢準会長も「(今秋釜山で開かれる)アジア大会でも指揮をとってほしい」と希望を表明するなど、続投に向けての動きが出始めている。
さらに1985年から90年まで監督を務めた古巣のPSVアイントホーフェン(オランダ)から、既に正式に復帰のオファーがあったとされる。
ほかの欧州のクラブでも獲得の動きがあるが、ネックになっているのはその高額の年俸。
韓国ではボーナスなどを除き約100万ドル(約1億2500万円)以上を受け取っている言われ、これだけの高額を負担できるチームとなると限定される。
本人はW杯後の去就に関しては「すべてはW杯が終わってから」としているが、最近、オランダの地元紙には「(わたしの願いは)6月を最後に韓国を離れるとしても、韓国に貴重な記憶として残りたい」と意味深な発言をしている。
(大田、共同)
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