06/17 06:52
【ナイロビ16日共同】「フランスに勝ったときはまさかと思ったが、ここまでやるとは」--。
サッカーのワールドカップ(W杯)決勝トーナメントの初戦を16日突破したW杯初出場のセネガル代表に対し、アフリカ各国から驚きと称賛の声が上がっている。
アフリカ勢で最も前評判が高かったカメルーンなどの陰に隠れた存在だったが、欧州の強豪相手に負けなしで、アフリカ勢初の準決勝進出へ期待は高まるばかり。
ワッド・セネガル大統領は同日、「運があっただけではない。
代表チームは、サッカーの芸術を見せてくれた」とたたえた。
同国の首都ダカールの男性ファンは「セネガルがどこにあるかも知らない人が世界には多かったと思うが、セネガルとアフリカの存在をアピールできた」と誇らしげ。
この男性は「欧州などに比べ政治的にも経済的にもずっと遅れているセネガルが先進国に勝つということは重要な意味を持つ。
技術的にはセネガルの選手は他国より勝っており、あとは自分に自信を持つことだけが問題なんだ」と自らに言い聞かせるように話した。
カメルーンの女性記者は「カメルーンが敗退した今は、セネガルがアフリカ大陸の希望。
カメルーンの人たちもみんな応援している」と語った。
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