06/18 07:54
【ニューヨーク17日共同】「驚きそのものだ」「これまでのチームとはまるで違う」--。
サッカーのワールドカップ(W杯)で米国チームが1994年の自国開催時でも達成できなかった72年ぶりのベスト8進出を決めた17日、米国内では信じられないとの思いが広がり、一部のファンは未明の酒場で大歓声を張り上げた。
ニューヨーク・マンハッタンにあるサッカーファンの聖地でもあるパブ「ネバダ・スミス」。
同日未明には星条旗を羽織った米国人数百人が集結し、ゴールの瞬間には熱狂的な雄たけびがこだました。
バーテンのジョニー・ホームズさんは「だれもがメキシコが勝つと思っていたが、米国が制した。
本当にびっくりしたよ」と興奮気味。
メディアも同日、米国の「奇跡」を一斉に伝え、AP通信は「才能と情熱で、過去の米チームとは比較にならない」と論評した。
とはいえ「サッカー不毛の地」だけに一般市民の盛り上がりはいまひとつ。
米の勝利はうれしいが、サッカーそのものには無関心という反応がほとんどで、マンハッタン中心部にあるレコード会社の女性社員(29)は「勝ったのは素晴らしいこと。
でも興味ないんです」と話していた。
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