06/19 06:46
「戦術面で進歩」「選手レベルの底上げを」--。
サッカーのワールドカップ(W杯)で、ベスト8入りは果たせなかったものの決勝トーナメントまで進んだ日本代表の戦いぶりについて、19日までの海外メディアなどはおおむね肯定的に評価したが、一層の奮起を促すものも少なくなかった。
オーストラリアでW杯を生中継する公共放送SBSは日本の活躍を好意的に報道。
惜敗した対トルコ戦でも「4年前(のW杯)と比べ大きく成長した」と伝えた。
ベトナムの有力スポーツ紙「タオ・バンホア」の副編集長もW杯アジア初開催の意義を強調、「アジアのファンに誇りをもたらしてくれた」と絶賛した。
ドイツのサッカー誌キッカー最新号は「戦術面で大きな進歩を遂げた」とし、外国人監督の起用が成功したと分析。
欧州のリーグを経験した選手の働きで「以前見られた精神的な弱さは姿を消した」と日本代表の成長に目を見張った。
一方で、W杯準優勝経験を持つ元ドイツ代表選手(46)が「日本で良い選手は中田英寿と稲本だけ」と語るなど、日本は選手全体のレベル底上げが課題との見方も。
また中国国営通信の新華社はトルコ戦での日本の戦いぶりを「ぬるま湯のよう」と指摘。
日本は「素晴らしい個人技とコンビネーション」で1次リーグH組1位となったが、技法が細かく勇猛なトルコには「なすすべがなかった」と分析した。
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