06/19 09:11

【ロンドン19日共同】19日付の英紙タイムズは、ワールドカップ(W杯)で決勝トーナメントへ進んだ日本の健闘を「サッカー先進国のアルゼンチン、フランス、ポルトガルより勝ち進んだ」とたたえる一方、敗れたトルコ戦の内容には厳しい評価を下した。
同紙はまず、前半に得点機をつくった三都主と稲本をハーフタイムで交代させたトルシエ監督のさい配を「ミステリー(謎)」と表現。
また試合終了直前だった森島投入のタイミングにも疑問を呈した。
さらに作戦ミスを度外視しても「日本は本来の力を発揮しなかった」と追及。
守備陣の不出来を指摘するとともに、これまで守備の不安を補ってきた攻撃陣も「不思議なほど力を欠き、ほとんどチャンスをつくれず、得点できそうに見えなかった」と断じた。
一方、同紙は別の記事で熱狂的なサポーターをはじめとした日本のサッカー文化の成熟ぶりを好意的に紹介。
「代表チームの試合がなくなっても、日本が大会から脱落したわけではない」と、外国チームにも惜しみない声援を送るファンの気質を評価した。

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