06/19 09:48
「新たな歴史の始まりだ」。
ワールドカップ(W杯)での日本代表敗退から一夜明けた19日、代表OBらからもさまざまな声が上がった。
スポーツ紙には早くも次期監督を予測する記事が。
2006年に向けた日本の挑戦が始まる。
メキシコ五輪で銅メダルを獲得した杉山隆一さん(60)は今回のW杯を「世界へへ挑戦するための歴史の一つ」と話す。
日本はプロのサッカーリーグ発足から約10年。
「欧州の強国に比べたらまだまだ始まったばかり。
トルコ戦は力を出し切れなかった。
悔しいけど、勝つのは容易ではない」と語った。
同じくメンバーの1人だった八重樫茂生さん(69)は「1次リーグ突破はお見事と言うほかない。
手を抜かない真面目な戦いぶりは良かった」と後輩たちをねぎらった。
「個人技をレベルアップするしかない。
あとは経験。
いかに精神的に修羅場をくぐってきたかが問われる」と4年後への課題を指摘する。
「スポーツニッポン」は、日本が勝った場合は部数を普段の2倍にする予定だったが、この日は「5割増しです」。
W杯が始まって女性や若者の購入が増えているという。
JR東京駅の売店では女性店員が「いつもより1、2割増えたくらい。
勝ったときは倍だったけど」と話した。
準々決勝のセネガル戦を放送予定だったTBSの番組広報は「土曜夜の試合なので、東京五輪のバレーボールの視聴率記録を更新できるかと期待していたが」と残念がった。
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