06/19 19:40
大会前の低い評価に反発するかのように勝ち進んできたブラジルが、21日の準々決勝で、イングランドと対戦する。
ブラジル報道陣の間では今大会初めて、優勝候補と当たるという声も上がっている。
19日の練習前には珍しくスコラリ監督が選手を集めて10分ほど話した。
FKやPKの練習も念入りに行い、練習は2時間にも及ぶなど、強敵との対戦を前に緊張感の高まりも感じさせた。
ベッカム、オーウェンらイングランドの強力攻撃陣に対して守備が不安視されるが、当事者のDFエジミウソンが「ロナウド、リバウド、ロナウジーニョたちを止めなきゃいけない相手の方が大変だよ」と話すように、今のブラジル攻撃陣は守備の不安を補って余りある破壊力を秘めている。
特に好調なのがリバウドだ。
左サイドからはチャンスメーク、ゴール前に飛び出しては得点を決め、攻撃陣を引っ張っている。
心配された右ひざの負傷も完治した。
この日も鋭いステップで相手をかわすなど、軽快な動きを見せていた。
リバウドは「イングランドの守備は強い。
今までで最も苦しむのはわかっている。
勝つ確率は五分五分」と話す。
それでも「こういう厳しい状況には慣れている。
準決勝に進むのは僕たちだ」と力強く宣言した。
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