06/19 06:43
【イスタンブール19日共同】サッカーのワールドカップ(W杯)で18日に日本に勝利したトルコ国内では、同国代表のユニホームなど関連グッズが飛ぶように売れており、「これが経済の浮揚につながれば」(日刊紙ヒュリエト)とW杯効果を期待する声が高まっている。
トルコは2000年から01年にかけて経済危機に見舞われたが昨年から立ち直り、年間のインフレ率は昨年の68%から今年は35%程度に下がると予測されている。
イスタンブールの外交筋は「経済規模が小さいからこそ、ちょっとしたことで経済が大きく動く」と指摘、W杯での躍進が経済に好影響を与える可能性を指摘している。
トルコは貿易のほか、在外出稼ぎ労働者の送金と観光収入が外貨獲得の大きな柱。
観光は昨年約80億ドル(約1兆円)を稼ぎ出した。
そのため同国では、韓国と、決勝トーナメントを戦った日本からの観光客増に期待は高い。
来年は「日本におけるトルコ年」と銘打ち、日本各地でトルコの芸能や文化を紹介するイベントをトルコ政府主導で行う予定になっており、同国旅行業界は「W杯は絶好のタイミング」と喜んでいる。
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