06/20 06:43

韓国は4年前、フランスで開かれたワールドカップ(W杯)のオランダ戦で大敗北を喫した。
6月20日、マルセイユで行われた1次リーグE組の第2戦で0-5の完敗をしたのである。
韓国紙は「マルセイユの恥辱」と伝え、車範根監督は即座に更迭された。
同大会の韓国は第1戦の対メキシコで先制しながら1-3の逆転負け。
オランダ戦はベルカンプらの圧倒的な攻撃力の前になすすべがなく2敗目を記録。
コーチから急きょ昇格した金平錫監督の下で第3戦の対ベルギーに臨み、柳想鉄のゴールで引き分けとしたもののE組最下位で敗退した。
ベルギー戦で14戦未勝利の記録を残した韓国は、今大会に備え、外国人監督を招聘(しょうへい)した。
フランス大会でオランダを率いていたヒディンク監督である。
洪明甫、柳想鉄らのベテランと、初出場の安貞桓、車範根元監督の息子の車ドゥリら若手で構成する「ヒディンク韓国」は、初戦でポーランドを下しただけでなく、優勝候補のイタリアをも破ってベスト8へ進んだ。
日本が敗退した今、前回の屈辱をバネに快進撃を続ける共催国、韓国の驚異の頑張りに声援を送りたい。
(鈴木武士=スポーツライター)
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