06/20 16:17

今大会、韓国とともに「台風の目」となり、予想外の8強入りを果たした米国が21日の準々決勝、ドイツ戦で「3度目の波乱」を狙っている。
1次リーグでポルトガルを破り、決勝トーナメント1回戦ではメキシコを下して勝ち上がってきた。
アリーナ監督は、20日の会見で「相手は勝って当然の立場。
プレッシャーがあるのは、ドイツの方だろう」と、挑戦者としての精神的優位性を強調した。
同監督はアフリカやアジアの躍進を例に「世界のサッカーの実力差がなくなってきている」との持論も展開。
歴史の浅い米プロサッカー、MLS所属選手が半数を占めるチーム力が、1戦ごとに成長している手応えも示した。
W杯を前にしたことし3月のドイツ戦では守備が破たんして2-4で完敗した。
堅い守りから速攻につなげたい米国には、痛い教訓になっている。
ドイツ対策について、同監督は「体格で勝る相手に、ぶつかり合いの勝負は挑まない。
少しでも俊敏に動き、速いパス回しで対抗する」と、機動力勝負をかける。
メキシコ戦では体力消耗を避けるために守備に徹したが、ドイツ戦にはいつものスタイルで挑むことを決めた。
前回フランス大会での対戦では、1次リーグ初戦で0-2で敗れ、3戦全敗につながった。
過去の結果に意味はないとする同監督は、「W杯のような大会で、ニューフェースが勝ち残るなんてのも、いいじゃないか」。
米国が先制点を奪い、W杯優勝3度の強豪が焦るような展開になれば、3度目の番狂わせもあるかもしれない。
(ソウル共同)
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