06/20 18:57

快進撃を続けているブラジルは20日、イングランド戦に備えて小雨の降る静岡スタジアムで約1時間、公式練習した。
緊張の中にも自信にあふれた調整ぶりで仕上がりの順調さをうかがわせた。
前日に続き、ピッチの半分を使った11対11の練習を行った。
攻撃側は中盤の速いパス回しを、守備側は素早いプレスを意識した練習で、中盤の争いが鍵になると読んでいるようだ。
選手もこの試合を特別な試合と位置付けている。
主将のカフーは「ブラジルにとってはただの1試合以上の意味を持つ、最も大切な試合だ」と言う。
それでもこの日、ウオーミングアップや休憩の際にはいつものように笑い声が上がり、気負いは感じられなかった。
攻撃陣は好調を維持している。
リバウドは「確かに誰もが優勝候補に挙げる相手だが、延長でもPK戦でも大丈夫。
最後に勝つのはブラジルだ」と宣言。
ロナウジーニョも「チームは1つにまとまっている」と笑顔で答えた。
守備陣も、これまでの不安を一掃しようと決戦の時を待つ。
守護神のGKマルコスは「確かに守備は良くなかったし、報道陣やサポーターが心配しているのも知っている。
でも今回はイングランドの調子に関係なく、マークを徹底して、きちんと守れるはず」と静かに闘志を燃やしていた。

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