06/21 14:26
負けチームが主審に「恨み節」をぶちまけるのは恒例だが、今大会のイタリアは少し度が過ぎた。
18日に大田で行われた決勝トーナメント1回戦で韓国に敗れたイタリアの選手たちは、試合後にエクアドル人のモレノ主審に対して不満を爆発。
DFパヌッチは「史上最悪の審判員だ」と吐き捨てた。
イタリア報道陣の間でも、主審批判がヒートアップ。
あるテレビ局は「きょうのわが国の敗戦は数々の誤審が招いたものだと思いませんか」と各国記者にインタビューして回っていた。
1次リーグのイタリア-クロアチアで、イタリアのFWビエリのゴールをオフサイドと判定して認めなかったポール主審は、試合後にビエリから「ゴールを盗まれた」とまで言われた。
38歳の英国人主審は、今大会前に「W杯という最高の舞台に立てるのは光栄だ。
大会中は大好きなワインも我慢して集中したい」と話していた。
オフサイドフラッグを上げた副審が後日、誤審を認めたことで「ビエリの言葉が胸に突き刺さった」と明かしている。
イタリアの審判不信は、チームの帰国後も収まっていない。
20日にローマに戻ったガットゥーゾは「もう審判を信じない」と遺恨を引きずり、トラパットーニ監督も「ファンは見る目があって、すべてを理解していると思う」。
負けたのはすべて審判のせいと、いまだに言い続けている。
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