06/22 09:32
ブラジルに力負けした試合後、イングランドの主将ベッカムは「このチームはまだ若い。
次の大会(4年後)にはさらに強くなって戻ってくる」と宣言した。
負け惜しみばかりではない。
イングランドには、若手有望株があふれている。
21歳のA・コールと23歳のファーディナンドは、スピードとキープ力を兼ね備えたDFとして、実力を示した。
27歳のキャンベルと25歳のミルズは、これからさらに1対1での強さとカバリング能力が円熟味を増すだろう。
強豪マンチェスター・ユナイテッドで期待を集める22歳のブラウンが加われば、守備陣は層も広がる。
22歳のオーウェンには、4年前に比べてスピードの衰えを指摘する向きもあるが、24歳のへスキーと組む2トップはコンビネーションに磨きをかけ、さらに威力を増すはずだ。
今大会に抜てきされた22歳のバッセルのほかにも、欧州チャンピオンズリーグで活躍したスミスがいる。
そして最も魅力的なのが中盤だ。
27歳のベッカムとスコールズは微妙だが、突破力のある23歳のダイアーと守備力の高い21歳のハーグリーブスが、今大会の経験を糧に大きく成長するはず。
20歳のJ・コールは、技術的にはベッカムを超える潜在能力を秘めている。
けがで今大会を欠場した22歳のジェラードはボール奪取とロングパスに定評がある。
伝統のファイティングスピリットは保ったまま、プレーは急速に洗練されている。
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