06/23 18:32

「“無敵艦隊"から勝利を強奪した審判員たち」--。
スペインのメディアは23日、韓国にPK戦の末、ベスト4の夢を絶たれたスペインの悲劇を一斉に大きく取り上げた。
スペイン・サッカー協会のビジャル会長は「審判運営がスムーズにいってない」として国際サッカー連盟(FIFA)のブラッター会長に公正を訴える抗議文を送った。
日刊紙マルカは、スペインが決定力不足だったことを認めたうえで、審判員の判定が公正さを欠いたと指摘。
その最大の原因として、日本、韓国の2カ国共催で組織が分散し、審判員の管理も困難になったなどと分析している。
各メディアは、疑惑の判定の犠牲者となった選手の声も伝えた。
主将でこのW杯を最後に代表を引退する34歳のイエロは「W杯を4度経験したが、これほど悔しい思いは初めて」と語った。
PKを外した20歳の新鋭、ホアキンは「ゴールキックになった僕のプレーは、審判の明らかなミス。
あのショックが頭にこびりついたままで、あこがれていたW杯に幻滅した」と涙ぐんだ。
準決勝が25日から始まる。
イエロの「力を出し尽くしている選手を悲しませないでほしい」という言葉が痛切だ。

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