06/27 06:43

【ソウル27日共同】ちょっと残念だけど、ベスト4で負けてよかった?。
ワールドカップ(W杯)快進撃で熱狂した韓国だが、韓国戦を除く試合には大量の空席が目立った。
自国の試合以外に興味を持つ国民が少ないためだが、韓国の活躍で国民の関心を引きつけた。
韓国が出場する29日の3位決定戦も大邱で行われ、開催自治体関係者からは「興行的には最高の展開かも」との声も聞こえる。
17日に全州W杯競技場で行われた決勝トーナメントのメキシコ-米国戦で、韓国人男性が入場券を投げ売りし始めた。
韓国が1次リーグを2位で通過すると予想し「高く売れる」と思って買い占めていたのが、とんだ見込み違いになったのだ。
日本なら間違いなく「プラチナカード」。
開幕ぎりぎりまで入場券を売ったがダメで、開催自治体が小学生や中学生を数千人単位で「無料招待」するケースも相次ぎ、市民からは「金を払って買ったのに不公平」と抗議が殺到する一方、韓国戦は超満員が続いた。
韓国が1次リーグで敗退していれば、韓国戦は釜山、大邱、仁川の3カ所だけ。
日本同様にベスト16で終わっていたとしても、金大中政権の地盤の光州や首都ソウルでの試合はなかった。
ベスト4まで勝ち上がったことで10会場のうち6会場で韓国戦が行われ、思わぬ試合が転がり込んだ大田、光州、ソウルの試合は完売、3位決定戦もすぐ売り切れた。
韓国が負ければW杯ムードも冷え込み、他国同士の試合にはますます観客の足が遠のいたはず。
韓国サッカー界の関係者は「自国が負けた上、席もガラガラでは開催国として恥ずかしい思いをするところだった」と言っている。

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